「テレビがくだらなすぎて見る気がしない」「まだテレビなんか見てるの?」
そんな声が聞こえてきます。かつてテレビはたしかに世の中の中心にありました。今もそのようなふりをしていますが、実際には「終わっている」のではないでしょうか。
今、誰がテレビを見ているのか
1980年代くらいまでは、テレビは常に世の中の中心にありました。
何よりも家庭だんらんの中心でしたし、学校でも職場でも昨夜のテレビが話題になりました。ほとんどの情報はテレビから得ており、まさにテレビが世の中を動かしていたと言ってもいいのではないでしょうか。
今、それに代わって中心にあるメディアはインターネットでしょう。
パソコン通信に始まり、ブラウザが登場してWebページを見るようになってから、情報を得る方法がすっかり様変わりしました。さらにスマートフォンが普及するとまた世の中は変わりました。スマフォであらゆるコンテンツをどこでも見られるようになり、Youtubeは言うに及ばず、Netflix、hulu、アマプラなどが娯楽の中心となり、ふと気がつけばテレビはいつしか遠い存在になっています。
家庭のだんらん風景も変わりました。巨大な画面で薄くなったテレビは点いていても、家族は各自のスマホに目を落としていて誰も見ていなかったり。
少々古いですが、「オワコン(終わったコンテンツ)」というネットスラングがあります。NHKはすでに2014年に「おわこんTV」というドラマを作って危機感を表明しているのですが、にもかかわらず「もうテレビなんてずっと見ていない」という人は増え続けているようです。はたしてテレビって本当に終わったのでしょうか。
かつてテレビが初めて登場したとき、ラジオの役割が終わると言われましたが、実際はそうならなかったように、テレビはテレビの特性を生かして生き残るのでしょうか。
テレビはオワコンなのか。
気になる世の中の意見を調査してみましょう。
テレビに関するアンケート結果
総務省情報通信政策研究所が2020年9月に発表した「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、
主なメディア では、「テレビ(リアルタイム)視聴」の平均利用時間が最も長く、平日 161.2 分、休日 215.9分。平日は若干増加に転じ、休日は減少。「インターネット利用」の平均利用時間がこれに続き、平日 126.2分、休日 131.5 分であり、平日は一貫して増加。
とあります。
インターネットの利用時間は昨年と比べて平日、休日ともに増加していますが、テレビの利用時間は休日が減少しているということです。
つまり、テレビは相変わらずメディアの中ではナンバー1の地位を占めているということになります。ただ、利用時間の伸びに関してはインターネットが猛追しています。
また、「行為者率」(それぞれのメディアを実際に使った人の率)の推移を見ると、平成30年ごろから順位が入れ替わりつつあることがわかります。
それでは、テレビはオワコンだという意見に対しての賛成派、反対派の意見を見てみましょう。
「テレビはオワコン」という意見
FNS見ながら
聖子ちゃんてママが子供の頃から歌ってるんだよ、今のアイドルで30年後に残ってる人いるかな? と
息子に問いかけてみたら
は? テレビなんて10年後にはオワコンだよ
ってバッサリヤられました— コ ウ キ マ マ (@mihokohi926) December 2, 2020
それな。
ただ民放もオワコン。
テレビはネットのデイスブレイと化してるんだが。— Blue Japan~ 日本を取り戻す (@Blue_torimodosu) December 1, 2020
ワイドショーどころかテレビ自体が既にオワコンだからその代わりにラジヲにしようって10万回は言ってるしこれからも言う
— ちがやしき (@Futoumei_K36S08) December 1, 2020
鬼滅のことはぜんぜん嫌いじゃないけど、こうやってテレビで取り上げられまくってんの見るとオワコンの気配感じてしまう
マスコミがやっと流行に追いついてネタにする頃には大体元コンテンツは既に衰退しつつあるってパターン多い— はちみつこ〜ひ〜 (@coffee_832) November 29, 2020
テレビてもうクイズかジャニから適当にひとつまみしての適当バラエティばっかでなぁ…
ミノさんがオワコンなったからね🤔でも良い引き際か(ただし防御力の減衰は受ける)
新キャララディカの知り合いぽいやつかな🙄Wピック持ってるやつだったら有償スルーする🙄— 白音 (@Sirone_3rd) December 2, 2020
早よテレビなんかオクで売るか捨てるに限る
ゲームならモニターさえあればいいんだしな
アニメは少ししたらNetflixやHuluでみれるし
テレビはオワコン— j-page (@jpage27081855) December 1, 2020
今、テレビで放映されているコンテンツ自体が、ネットで人気が出たものの焼き直しにすぎず、娯楽もネットゲームなどに移っている現状では、テレビの視聴時間も短くなり、その内容もよほどおもしろくないかぎり、魅力を感じないというのが現実なのでしょう。
テレビはオワコンだという人の意見には若い人の意見が多いような気がします。
「テレビはオワコン」じゃないという意見
YouTuberはもう稼げなくなる
YouTuberはプレイヤーが増え続ける
→1人あたりの広告費は薄く広く。
一方テレビはというと、チャンネル数は変わらない意外とテレビはオワコンではないのかもしれない。
— 駆け出しエンジニア@元小学校先生 (@TeaTuberMameta) December 3, 2020
「テレビなんてオワコン📺」
そう言われたりするけど、やっぱり影響力あるメディアだと思うこの放送後、携帯ずっと鳴りっぱなし‥。
クライアントから友人から
溢れる程温かなメッセージ頂きました🙏🏻✨私のyoutubeを検索して登録して下さる方も多数…!
テレビって凄い。
永遠に私の憧れです🥺❤ https://t.co/QKeQEgDlNG— ゆり🇮🇳インドOL系youtuber (@yuri_nkmra) December 1, 2020
TVは一旦購入すれば地上波は
タダで見れるし、きっと今も
有難いメディアなんですよね。
※私は見る時間激減したけどオワコンと言われつつ、なか
なか根強い。厄介ですよ。— aru-rodgers (@AruRodgers) December 2, 2020
Shine A LightのMVのコメ欄見たら、新規の人沢山来てて、テレビオワコンで言われてるけど、やはり影響力あるよなぁと思った。
元ジャニオタだけど、JPOPの頂点にはJO1が立って欲しいな。
歌唱力ダンスヴィジュアルの総合評価は、間違いなくトップだと思うなー。— ねこ (@masakikana) December 3, 2020
結構前から「若者のTV離れ」「TVはオワコン」等々言われてますけどもぺこ
私はそこまでTVに悲観的ではないぺこなのよ
一番言われるのがYoutubeだけど、あれって自分で検索なり登録したりしないと観られないぺこじゃん? それって結構面倒な時があるぺこよ— 鉄乃 蜘蛛@勇者は魔王の門番人/発売中! (@kuroganenokumo) December 5, 2020
テレビはオワコンだという話も聞きますが….この番組はテレビで無ければ成立しませんね。#笑ってコラえて
— RIALF (@MeetRialf) December 2, 2020
いやいや、そうはいってもまだまだテレビにも良いコンテンツはあるよ、テレビでないとできないことってあるんだよというご意見です。
たしかにテレビでなければできない良質なコンテンツもたくさんあります。
テレビには、テレビ業界が積み上げてきた技術や現場ノウハウがあるわけで、Youtubeなどにはまねのできない良質なものが作れるはずです。
テレビはオワコンか
「最近のテレビは面白くなくなった」とは誰もが思うことでしょう。CMの質も低下し、番組の予算も縮小され、数少ない稼ぎ頭の人気番組に予算を集中しているような印象も受けます。
予算ありき、ということなのかもしれませんが、youtubeの動物動画紹介や、芸人が大量出演するクイズ番組、ひな壇芸人のリアクション芸に終始するバラエティなど、無理に予算を使うぐらいなら、いっそのこと放送時間を短縮すればいいような気がしてきます(もちろん制作会社の人は困るわけですが)。二番煎じ、三番煎じは、他メディアによりかかり始めたテレビの夕暮れ現象なのかもしれません。
「テレビはオワコン」とは、コンテンツとしての質の低下に飽き飽きした視聴者たちのボヤキなのでしょうけれども、まだまだ別な役割があるような気もします。
皆様のご意見をお聞かせください。
↓ ↓ ↓
たまに知りたいニュースの続報を知りたくてテレビをつけると、あまりに効率が悪くてイライラします。
臨場性は数少ないテレビの武器のはずですが、ヤラセ問題などが発覚すると、その最後の武器までテレビは手放そうとしているように思ってしまいます。
テレビの効率が悪いのは、「あまねく1億人に向けて発信しているから」でしょうね。
むかしのことですが、代理店のおじいさんから、「視聴率の意味は、それに1億人を掛けた人が見ているということ」と教わりました。かつてはそういう感覚が現場にはあったのでしょう。
同じようにネットは「全世界に向けての発信」と言われたりしますが……
最近のテレビは、ワイドショーのコメンテーターの忖度があるんじゃないかと思うような発言、不倫など視聴者に関係のない不祥事を起こした芸能人の活動自粛など、コンプライアンスを意識しすぎていて面白いとは言い難いですね。
個人的には、YouTubeのように選択肢が多すぎるとどれを見ようか迷ってしまうので、テレビの方が好きですが。
なんだかんだ、みんなテレビが好きなんじゃじゃないかという気もするのです。
要はコンテンツの良し悪しだと思う。
内容が良ければテレビだって人気が出るし、悪ければネットで流しても見られない。
そういった工夫ができる放送局は残れるし(この点、テレビ東京はかなり工夫された番組を発信されていると思います)、そういう意気込みを持つ方がテレビ業界にいる限り、なんだかんだといってテレビはいちメディアとして残り続けるのではないかと思う。
テレ東はたしかにフリーハンドな感じがありますね。
テレビには、テレビにしか出来ない事があるに違いないと思います。
オワコンではなく、役割が変わっていくのでしょう。
そういう自覚がテレビの作り手側にあればいいのですが・・・
テレビの内容が上だとは思わないけど、ネットではどうしても読みやすいサイトばかりに流れてしまい、偏った情報ばかりに触れてしまうことになります。
テレビを何となくつけてて入ってくる雑多な情報が意外に大事かもしれないと思う。
ネットばかりでは絶対に危ない!偏ってしまいます
テレビも、あまり信用できないと思っている人が多いと思います。では何を信じたらいいのか?
GOTOの判断が国民に委ねられているのと同じで、個々が賢く判断するしかないですよね。
昔は、テレビの情報が絶対でしたが、今は、やらせや結論ありきの番組構成等、テレビの作り手の劣化(昔からあったが表に出なかったでけかも)が、僕ら視聴者を白けさせたのかも、と思います。
最初はテレビで活躍できないから、YouTubeだったと思います。
そして、何だかんだ言って、皆、TVに呼ばれると他の仕事より優先度が急に高くなります。影響力は今でも大きいと思います。
TV自体は個人的に、似たようなバラエティーばかりで面白くないです。
ドラマは漫画や小説ばかりでオリジナル脚本がないですし、情報番組はどこも同じことばかり放送する。
でも、TV業界には頑張ってほしいと思います。
こちらが優れた番組だと思っても、視聴率がよくないという現実があったりします。視聴率なんて何のアテにもならないわけですが、では視聴率って何?と・・・
黄金時代のテレビにはあった技術が引き継がれていないことに驚きます。
報道やドキュメンタリーはインターネットよりもテレビのほうが格段に上だと思う。オワコンになるかどうかは、裏付けやきちんと足で稼いだ取材から報道やコメンテーターが発言してるか、そうではないかで決まってくると思います。
テレビの取材報道のフォーマットはよくできていて、あれをネットでやろうとすると、お金も人手もすごくかかります。ですが、フォーマットに頼りすぎていて、「わかった気にさせてしまう」という罪もあるのではないでしょうか。
テレビ番組が多すぎです。少子高齢化、日本語ネイティブはどんどん少なくなるというのに、地上波以外にももうお腹いっぱい、というほど番組過多。
そんなにテレビのマーケットってあるんでしょうかね?
ずいぶん前ですが、あるタレントさんが飲食業を始めて利益が上がらず、「テレビの方が楽だと思った、座ってるだけで何十万ですから」と言っててびっくりしました。
飲食業とか薄利多売では1万円の利益を出すのにどれだけ大変か。テレビのタレントは極端に言えば、1時間、ひな壇に座ってるだけで何十万のギャラなんですね。
ちょっとおかしいです、そこまでテレビのタレントが儲かる仕組みって何なんでしょう。
そうなんですよね。テレビ番組はすごくお金をかけて作っている。それなのに、なぜあんなにくだらないの?と思います。その分を優れた番組に回せないのかと。
結局、放映時間が長すぎるのではないでしょうか。朝から晩までやる必要はない。
かつてナンシー関は、ホットドッグプレスの連載で、「テレビにとっての平日は、『ダンナと子供が家にいない時間』という定義でくくられる」と喝破して、平日昼のテレビの貧しさを指摘しました(1991年、30年近く前のことです)。
テレビを、ハードとソフトに分けないと、議論がかみあわないかな、と思います・
テレビを、大きな画面で精細にコンテンツを表示できる機械、と考えれば、ぜんぜんオワコンじゃないです。
現在のテレビ局の制作している番組は、オワコンと言われても仕方ないかも。ネットとかのネタの後追い。
でも、電波を使って同時配信する、というメディアとしては必要だと思います。
テレビは番組制作のプロが集まって作られているので、技術力の高さではYoutuberは勝てないと思います。ただ、スポンサーがいる分だけ忖度が見えている部分が残念ですね。報道に関しても偏りが多いと思います。テレビは娯楽、情報はインターネットとそれぞれの役割で楽しむのが良いのではないでしょうか。
個人的には、このテーマはナンシー関が何を考えていたかということなしには語れないという思いがあります。
テレビのくだらなさをトコトン見抜きながら、それでもテレビを愛し続けたナンシー。
今、彼女の文章を読んで何のことを言っているか理解できる人は、どんどん少なくなっていると思いますが、それはとても悲しいことだと感じるのは、私もまたテレビを愛しているからなのかもしれません。この愛も、たぶん理解されにくくなっていくのでしょう。
子どもの頃は分からなかったけど、テレビのグルメ番組、バラエティ番組の多さ、下らなさにはがっかりします。
よく、「公共の電波」と言いますが、あまりにもくだらない、そしてお金をかけている番組多すぎ。
じっくり取材したきちんとした番組は希少価値ですよね。
1番組でコメンテーターと称するタレントに、出演料ほかの経費、一体いくらかけているのでしょうか。
このコロナ禍で「経済を回さないと」とよく言われていますが、もう回さなくていいです、下らない番組は淘汰されていいと思います。
テレビ業界こそ縮小されるべき。
もちろん、テレビは必要なインフラであると思うので、オワコンではなく、とにかく質と量をどうにかしてほしい。
娯楽としてはオワコンに近いかもしれませんが、まだまだ良質な番組はあるし、「テレビマン」マインドは残っていると信じたい。
昼間の時間帯、主婦向けの番組が多いようだが、大人の男が見るに堪える番組も作ってほしいと思う。
最近は在宅で勤務する人が増えているのに、相変わらずくだらない主婦向けの迎合番組ばかり。
私の周囲にも「テレビはみないよ」という人が本当に増えています。
大人が見れる番組の少なさが今後も続くようなら、テレビは自然と淘汰されていくメディアになるんだと思う。
インターネット全盛とはいえ、地上波テレビはまだまだメディアの象徴ではないでしょうか。
ただ、皆さん指摘されていますが、下らない番組が多すぎ。グルメや旅番組などばかり。
タレントやコメンテーターもやたらと数がいますが、そんなに必要ですか。
取材番組もオリジナリティよりも、「取材しやすい人、取材を受けてくれる人」を優先してるんだな、というのが透けて見えるときがありますね。
こんなつまらない番組を作るのに、どれだけの人数が事前に根回し動いて、タレントを確保したり、一般人(?)の数秒のコメントのために何十人に声をかけたんだろうか、とか、その労力をつい計算したくなる。
砂嵐の番組放送なしの時間帯は、別に日中に設けてもいいのではないでしょうか。
価値を高めるためにも、質を重視してほしいですし、ネットの垂れ流しとは違う、テレビの良さを追求してほしい。
先ほどテレビで、「若者がテレビを見なくなったから、コロナ感染の状況を知らずに出歩いて、若者の感染が拡大した」という論調でした。
そうなんでしょうか?
ちょっと暴論ですよね。
まあ暴論だと思うのですが(どんだけテレビを信じている人の発言なのか)、実際のところは若者でないのでわかりませんね。
似たようなことで、GOTOトラベルの一時停止によって殺到しているというキャンセル電話をかけているのは、どのような人なのかということが気になります。それこそテレビを見ていないのかと。
「まさかそこまで感染が拡大しているとは思わなかった」
「いや別にマスクしていくつもりだったし」
という感じなのでしょうか。
今、不要不急の旅行をするつもりだった人は、収入が減って困っている人ではないと思うので、GOTOがないからといってキャンセルするしたりしないだろうと思っていたのですが、そうでもないのですかね。
ニュースは基本的に見ています。ただほかはリアルタイムでドラマ等を見ているかといえばそうではないですね。YouTubeを見ている時間の方が長いかな。