制度が変わっても人材のモチベーションが向上しなければ意味がない
――お客様はどういったことに悩まれているのでしょう?
辻典型的な悩みは、業績が悪化していてなかなか改善されないといったものです。国内の市場はいろいろな意味で縮小傾向にあるのですが、とはいえ人員を強化していて売り上げを伸ばしていかないといけない状況にあります。あと最近多いのは、働き方改革の悩みですね。
――働き方改革、最近よく聞きます!
葛世の中、様々な会社で働き方改革に取り組んでいると思いますが、どこも、やり方や目的が偏っていると思うんです。残業時間を減らす、ルールを入れるといった制度に寄りがちになってしまいますが、実際にやらなくてはいけないのは、ソフトな部分。マネジメントのやり方を変えるとか、社内のコミュニケーションを変えるということに手をつけていないケースが多いと思います。
――じつは葛西さんはこちらのサイトでも働き方改革についてインタビューを受けていますが、たしかにいくら残業時間が短くなったとしても、人間関係とかコミュニケーションの問題を改善できないと、社員のモチベーションも上がりませんものね。
辻我々は、仕事を面白くできる部隊です。大きな組織になると、ブラック企業と言われたり、若い方が辞めてしまう問題などがあると思うのですが。仕事というものは本来面白いものなのに、そういう形になっていない組織、企業、チームが本当に多いと思うんです。我々は戦略を書いて渡すだけではなく、会社の中に入り込んで議論して、作り変えていく部隊ですので、仕事の面白さに火をつけることができると思っています。
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