SM嬢のリアルとは、得意プレイとのマッチングだった

SM嬢のリアルとは、得意プレイとのマッチングだった
現役SM嬢 瀬川みおりさん
ここがキニナル!
緊縛モデルのミドリさんにお会いして何か道が開かれた私、榎並ですが、さらにディープな世界を知りたくて、現役SM嬢の瀬川みおりさんにお会いしてみました。みおりさんとのひとときは、いよいよ引き返せなくなるかもしれない(?)、ディープでロングなインタビューになりました。すごく深い内容ですので、どうぞ最後までお読みください!(インタビュアー:榎並千陽

 

人はこれが限界なんだということが

――まず、みおりさんにとってSMは趣味ですか、仕事ですか?
半々です。お金を稼ぐ手段ですので、自分の好きなプレイだけというわけにはいきません。お客様の願望を満たすために割り切らないと、リピーターもつかず、ご飯が食べられなくなります。ただいじめるだけなら、そのへんのヤンキーでもできますから。
――今、SM嬢というのはたくさんいるのでしょうか。
Mは多いです。痴女やSMを謳っているだけの抜きサービスのお店もあるので、一概にSが少ないとも言えないのですが、純粋な「女王様」は少ないかもしれませんね。
――みおりさんがSMに興味を持ちはじめたのはいつ頃からですか?
かなり小さいころからですね。虫をつぶすような残酷な遊びをしていて、自分より弱いものをいたぶることに興奮していました。思春期のころ、虫を殺して遊んでいたら下着がおもらししたようになって、「ああ自分はそっちなんだ」と気づきました。「これは、悪い人がなるものだ」と。
――私も子どものときに「悪いことをするとおねしょするよ」と言われたことありますが……
変態でした。その時分は凶悪犯罪が多くて、母は私のことをそういう感じと思っていたようです。「将来、絶対に警察に捕まるからやめなさい」と言われました。
――お母さまは普通の方ですか。
少し束縛は強かったかもしれませんが、周りの人と比べて親はいたって普通の人で、普通に愛されて育ったと思います。虐待なども全然ありません。母方のおばあちゃんが巫女で霊感があったそうですが、家系で変わっているのはそれくらいです。
――みおりさんがその道に入ったのは、突然変異的な。
そういうことに性的に興奮する自分は「悪い人」なんだと思いました。どうしようと思って、普通のエロでなんとかなるんじゃないかと思って調べて、SMというジャンルがあることを知ったんです。それで、普通にやられたい人がいるのだったらいいか、と思うようになりました。
――それは何歳ぐらいのとき?
小、中学生くらいです。まだインターネット黎明期で、グロい動画がいっぱいありました。
――それに吸い付けられるように……?
最初はぬるいなと思いました。でも、見ているうちに、人はこれが限界なんだなということがわかったんです。




 
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