SM嬢のリアルとは、得意プレイとのマッチングだった

得意なプレイは、「吸血鬼」

SM嬢のリアルとは、得意プレイとのマッチングだった
 

――みおりさんならではの得意プレイってありますか。
流血系です。
――りゅ……どんな感じですか。
もともと、血を飲むのが好きなんです。採血だけする人もいますし、医師法が改正されたので、乳首に針を刺したり、リストカットのようなことをしてあげたりもします。
――飲む、というのはどのくらい?
血液にはタンパク質や塩分も入っていて、カロリーも高くてお腹に溜まるので、500mlくらい飲んだらお腹いっぱいになっちゃいます。
――それはお客さんの要望なのですか。
吸血鬼みたいな世界観が好きで、飲まれたいというお客さんなどからもらいます。
――自分で採血した血を持参するのではなく……?
いえ、その場でやります。1回で500mlは採れますね。献血でも400mlくらいは採りますから。
――どうやって採るのですか?
血管に針を刺して、そのままコップに。
――看護師さんだった経験があるとか。
ではないです。前はダメだったんですけど、最近解禁されたんです。SMを始めて間もないころに、知り合いのお医者さんに教えてもらって少しだけ医療の勉強をしました。
プレイに必須なアイテムというのは特にありませんが、好きなのはメスや針ですね。
――自分の体にはやらないのですか。
少しあるんですけど、痛くて。痛いことは嫌ですね。
――実は私も暇なとき、どこまで切ったら痛いのか、痛みはどこまで我慢できるのかと思って、カッターで手のひらを切ったことがあります。誰でもそういうことを考えたことがあると思うんです。変態なのかな。
限界がどうかということですよね。好奇心旺盛なんだと思います。それで下が反応していたら、立派な変態ですけど。
――それはなかったです……他に得意なプレイは?
窒息のような、人のギリギリのラインを責めるものがいいですね。綱で吊るしたり、首絞め、水責めも好きですね。お風呂場でやるんですけど、手を後ろに固定して、顔にタオルをかけて水を流すんです。呼吸ができなくなってすごく苦しくなります。
――ドラマの「24」で、テロリストを拷問するときやるやつですね。あれは息ができないな、と思ってました。実際にそれをするんですね。
やりますね。あとは、延々と水を飲ませたり。
――言葉責めとかもありますか?
やってほしいと言われることは多いです。私は罵倒したりおちょくったりしてしまうのですが、お客様が求めているのは、いやらしく導くようなものなんですよね。ちょっと痴女っぽい感じで、「こんなにしてしまってどうしたの」という感じの。実は苦手なんです。
私は今はこんな感じですけど、昔はロリ系だったんです。だから、年上の先輩やお兄ちゃんを責めるシチュエーションが多かったんですね。メスガキ系、生意気な女児で、「こんな雑魚チンポ」みたいな感じの。
でも、言葉責めは苦手で、恥ずかしいことを言えと言われても、恥ずかしいことが何なのかわからない。「中学校のときに書いた設定のノートを持ってきなさい」とか的外れなことを言ってしまったことがあります(笑)。
――違う意味の「恥ずかしいこと」ですね(笑)。
「ロリっぽくして」と言われて、「見て、ちんちん、鼻くそ」と言ったら、何か違うと言うんですね。小学生でも男児じゃなくて女児でお願い、と(笑)。まあ無邪気におちょくりまわすのはできるんですけど。
――ロウソクを垂らしたりするんですよね? 定番? なのかな?
しますね。定番です。あれは専用のヤケドしないロウソクで、50℃くらいです。Mも経験したことがあるので、自分もされたことはあります。大体どのくらいやると痛くて、どのくらいなら不快ではないと分かったのが収穫でした。気持ちが入っていない人にやらてれたら、ただただ痛いと思うだろうとか。
――気持ちも大事なんですね。
例えば菜々緒さんみたいなきれいな人に「ブタが」と言われたら、「そうでございます」となるかもしれませんが、そのへんの太ったおじさんに「ブタが」と言われても「お前もな」となってしまいます。でも、太ったおじさんが頭に足を乗せてそう言っても、「はい」と言わなければいけないのがM女なんです。
――ずっとMでやれと言われたらどうですか?
ギャラ次第ですね。完全にお仕事としてなら。




 
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