「感情で使い分けるふりかけ」が食卓に登場する日

「感情で使い分けるふりかけ」が食卓に登場する日
坂内綾花さん(フォーチュンファクトリー株式会社 代表取締役)
ここがキニナル!
当社(コンテンツイスキング)は、ある起業家からの相談を受けて「自動食品&メニュー開発ロボット」なるものを開発させていただきました。一度でも使ってみるとわかっていただけると思いますが、新しく開発したい食品や食材、メニュー名を入力するだけで、新しいアイデアが次から次へと自動的に出てきます。手前味噌ですが、なかなかおもしろいツールだと思います。そんな「自動食品&メニュー開発ロボット」制作の当社への依頼主である起業家とは、フォーチュンファクトリ代表の坂内綾花さん。今回は、自動食品&メニュー開発ロボットの反響などについてインタビューさせていただきました。(インタビュアー:吉田久則)
※このインタビューは2017年8月4日に行われたものです
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とにかく独自性の高い通販をやりたい

― 坂内さんは、人をわくわくさせるのが好きで、何か新しいことをやりたいと思って起業の準備をしているんですよね。
はい。具体的に動き出してから、11か月くらいが経ちました。途中で何度もビジネスモデルを修正しています。最初は、商品が届いて開封するまで中身がわからないフォーチュン通販(ミステリー通販)をやろう、と漠然と考えていました。
― 中身がわからない通販。私などは、興味を持ってしまうのですが、多くの人は不安で買えないのではないでしょうか。
そうですよね。ですから、お客様を選ぶと思います。独自性の高いものは売るのが難しいということだと思います。ただし、信頼性を高めていったり、商品のジャンルや範囲を限定したりすれば、買ってくださる率も高まると思っています。日頃は決まった商品を購入されているお客様も、ときには、何が入っているかわからない商品を購入するのもいいかな、と思ってくださる人は絶対にいると思っています。目的買いをする人は意外に少ないと言うことが先日読んだ本にも書いていましたし。
たしかに、中身がわからない通販のメリットは意外にたくさんあって、消費者からすれば、受動的な買い物になるので、能動的な買い物だけをしていたときには知り得なかった商品を手にする喜びがありますし、メーカー側からすれば、新しい顧客へのアプローチ手段になりそうです。

― ところで、まだ販売開始しないのですか。

自分のビジネスモデルを成功させる確率を少しでも高くするために、準備の途中で、いろんな課題を発見していきました。たとえば、福袋とは何が違うのか、1回買ってくださったお客様を、2回、3回と買っていただくために、どうすればいいのか、ということを考えていくうちに、本当に多くのことが足りないな、とわかってきました。かといって、起業準備をするためアルバイトを減らしているので、ギリギリの生活ですし、できるだけ早くビジネスをスタートさせたいと、焦ったりもしますが。でも、勢いだけで起業したくはないんです。
坂内さんは、ビジネスを成功させるには、高い顧客満足が最低条件だとしています。
それを生み出すには、顧客が喜んだり、少しでも感動して次からもフォーチュンファクトリーを利用しようと考えてくれるほどの商品力と、それを確保するために、メーカーの協力が必要だと考えるようになりました。
つまり、仕入れ面、調達面での課題です。
とにかく、生産者さんやメーカーさんに協力してもらわなければいけません。そのためには、メーカーさんのメリットを最大化していく必要があると考えました。
メーカーのメリットを最大化したい。
あることをきっかけに、その思いが形になっていきます。

 

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