建設に活かされる「演出家の目」
――ヨーロッパでは、どのようなお仕事をされていたのですか?
前の仕事は、舞台の演出家でした。
――え?? 具体的にどんなことをされていた?
簡単に言えば、映画監督みたいな感じですね。指導もして、音楽から、照明から、舞台衣装から、美術から、全部決める。
――す、すごいですね! 演出家さんと建設というのは、全然違う路線だと思います……。
南雲さんは日本大学芸術学部から劇団に入り、演出家をしていましたが、その後、東京演劇集団風に入団したら、早々に、「お前、フランスで芝居やってこい」と言われて、渡仏してお芝居をしていたそう。
――今は、お芝居には携わってないのですか?
南雲さんは日本大学芸術学部から劇団に入り、演出家をしていましたが、その後、東京演劇集団風に入団したら、早々に、「お前、フランスで芝居やってこい」と言われて、渡仏してお芝居をしていたそう。
――今は、お芝居には携わってないのですか?
今はなかなか時間が作れなくて。劇団に顔は出しますけど、もう退団していますので。今の仕事が落ち着いたら、二足のワラジでも履こうかなとは思っていますけど。
――もしかしたら、いつか荒川区に劇場を作る仕事に南雲さんが携わることもあるかもしれませんね。でも、そのように演出家としてヨーロッパに行った時に経験したことが、今に活かされているんですね。
演出家というのは人を見る仕事なので、そういう意味では、今の仕事にすごく活きているというか、直結していますよ。社内でも人を見たり、お客さんがやりたいところについて見て行ったり。
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