オーナー経営者から引く手あまたの企業組織変革コンサルタント

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独立後の悩み、ジレンマ

 

独立してから順調に成果を上げてきた安澤さん。
そんな安澤さんが現在抱える悩みというか、ジレンマもあるそうで。
企業にどっぷり入ってやる仕事なんで、同時にたくさんのお客様に提供することがなかなかできなくて、パートナー企業と連携してやったりしてるんですけど、自分の分身をどう育てるのかとか、もっと多くの人に提供したいのに提供できないとか、そういうジレンマはありつつやってますね。
これからは、どうしていきたいのでしょう。
そうですね。これまでと変わらず、志はあるが組織を御しきれていないとか、未来の姿を描けず困っている経営者を支援していきたいと考えています。生みの苦しみを経て、自分の世界観を世の中に広めていくことはベンチャーであろうが、大企業であろうが、老舗企業であろうが同じです。
業界だけじゃなくて、その地域を変えてやるというのでもいいし、先代から引き継いだ世の中を自分たちの力で少し良くしていく、自分達の子ども世代に少し良くなった世の中を引き渡していくというコンセプトがある人と一緒に仕事がしたいのです。
やる気だけはあっても、なかなか行動がついていかないという問題をほとんどの企業が抱えていると思いますが、その点を突っ込んでみると、こんな答えが返ってきました。
理屈からいけば、動くリスクと動かないリスクがあるので、そういうのをちゃんと整理して、今動かないとどういうことになるのか、という将来予測をしてみたり、動かない人がどうなったかという身近な事例を共有したり、数字的に動くと動かないでどう変わるのかを示してみたり、そういうことで動機付けをすることはあります。
さすがに、精神論ではない、きちんとしたノウハウがあったのですね。
 
事前に用意していた質問以外のことでも、これだけ立て板に水のように答えが返ってくるあたり、プロだなぁ、と感じました。
特に未来のことなんで、起きて痛みを感じるまで動きにくいじゃないですか、人間って。出口の部分は具体的に示す、あとはやりましょうよと。こっちが相手以上に本気になって、ここの社員の人達が幸せになるにはどうしたらいいんだと、やるしかないやんかという、自分の中に確固たるその企業の未来の姿を描いて、肚を決めることができれば、組織は少しずつ動いてくれる。
なるほど、熱いだけじゃなく、冷静な頭脳も持ち合わせているのですね。
営業もそうですよね。これからAI時代になって、AIがどういう話をしたらいいか教えてくれる。だけどそのストーリーが肚に落ちしてない営業マンはその言葉に力がないので売れない。だから頭だけではダメで肚が大事やでということを、今教えてます。
出た!人工知能の話。
やはり、AI活用のことは、みんなきちんと勉強しているんですね。
今、時代的には攻めてく営業だし、啓蒙しなきゃいけない営業なんで、相手がやりたいこととか業界のことを事前に調べて、ちゃんと考えることが営業力になっている。しかしこの先、ちゃんと系統立てて調べたりとかする部分はAIがかなりやってくれるようになるんですよ。そうすると、自分が実際に接する時の話し方というところで差がついてくるんですけど、やっぱりAIの出した答えを自分のストーリーにどう組み込んでいくかとか、恐れずに早く失敗して自分の中で確信を高めていくか。そういった人間の要素が大事になってくると考えています。
AIを味方にするために、AIを信じる必要があるということですね。
 
ところで、安澤さんは、京都大学や日本代表のアメフト選手として活躍されましたね。

京都大学は、個々の選手の運動能力としては弱いんだけど、強豪に勝って日本一になったりするというのは、まさにそれをやってるわけですね。個の力ではなく、組織の力です。私はディフェンスだったんですけど、全部を守ろうとしても守れない。ある程度は捨てて、ここで勝負するというところを決めて勝負するから、強い相手にも勝てたりするんですよ。
ちなみに先週末に久しぶりに軽くアメフトをして、それ以来三日間、筋肉痛で脚が動かなかったそう。
すぐに筋肉痛がきたのは若い証拠だと伝えると、うれしそうでした。
男は単純。

 

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