バレエダンサーは身体で喋る? 動きの表現バレエにも語彙力は必要だった

「すごいね!」と褒めてくれるので、「すごいんや」と思っていた

上山榛名さん
「4歳の頃は、ピアノ教室で音楽が聞こえると、立ち上がって踊っていました」(上山榛名さん)

 

― 年間、どのくらい舞台に立たれるのですか。
大きな舞台は、古典作品とコンテンポラリーダンスを織り交ぜて1年に4企画です。その他学校での公演などがあります。小学校などに行って踊り、バレエの説明をします。一緒に身体を動かしたりもします。なるべく多くの人にバレエというものを身近に感じていただきたいんです。
― そもそもバレエをはじめたきっかけは?
4歳のときピアノ教室で音楽が聞こえると、立ち上がって踊っていました。そういうことが続いたので、祖母が習っていたバレエ教室に連れていってもらいました。バレエを始めたかったかどうかは覚えていません。踊っていると周囲の人が「すごいね!」と褒めてくれるので「(私は)すごいんや」と思っていました(笑)。
― お母さまは、そんな榛名さんには「バレエ」だと直感されたんですね。
身体を動かすタイプだと感じたのでしょう。本当は母もバレエをやりたかった時期があり、事情で習えなかったそうです。
― 習いはじめたバレエは楽しかったですか。
私が踊ると周囲の人が喜んだり、褒めてくれたりするので、それが嬉しかったです。発表会で「いいね、輝いているね!」と言われて、「(私は)輝いてるんや」と思い(笑)、楽しかったです。幼稚園の帰りに週4回通っていました。衣裳やシューズにも相当費用がかかっていたと思うので、「好きなことをやればいい」とやらせてくれた両親には今でも感謝しています。
― 4歳でも「バレエ」とは何かを理解できていたのでしょうか。
踊りで物語を表現していくということはわかっていました。役によってその都度自分ではない何かになれることも楽しかったです。男の子の役をしたことがあって、それもすごく楽しかったです。

 

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