最年少でワタミから独立。飲食、ドライヘッドスパで21世紀を代表する会社へと夢は広がる

癒しの事業で社会の働き方改革に一石を投じたい

最年少でワタミから独立。飲食、ドライヘッドスパで21世紀を代表する会社へと夢は広がる
 
――ドライヘッドスパ専門店もオープンしましたね。40~50代の日本のサラリーマンって、世界的にもすごく疲れて体がボロボロで、癒しが必要だから、すごくいいと思う。
コロナ禍前から、飲食以外に柱を作ろうと思っていたんです。そこで、中野Companyの新事業として、調布市では初のドライヘッドスパ専門店「repos(ルポ)」をオープンしました。
この事業では異色の働き方改革を断行しまして、営業時間は11~19時、残業なしで週休2日制です。利益率が高いからそれができた。女性は結婚して出産すると社会復帰がなかなか難しくなる。手に職ではないですが、次のキャリアも考えると時間の自由度も必要になるので、ドライヘッドスパ事業に着目しました。
今の時代、パソコンやスマホで脳や目を酷使しているから、ストレスや体の不調、睡眠不足に悩む人が急増しているんです。そんな中で、リラクゼーションの最高技術と言われ、全国でも資格を持つ人は少なく希少価値のある「ヘッドマイスター」によるドライヘッドスパが注目されているんです。
ヘッドマイスター在籍のドライヘッドスパ専門店「repos」の施術

 

――お客さんの反響は?
オープンして3か月目ですが、リピーターもついていますし、女性は来店すると友達も連れてくるという良い循環があります。普通のエステと違うのは、睡眠を促すものなので、入眠率が90%を超えています。ボクもやってもらいましたが、よく眠れました。コロナ禍でもお客さんは来ているので、このエステ事業もどんどん押していきたい。
日本ってがむしゃらに働いています。でも欧州の一部ではシエスタ制度もあって昼寝もできます。中高年のうつ病や自殺が増えていますが、科学的に調べると睡眠不足も理由にあると言われているんですね。
――私はサラリーマンから自営業に転身して収入は半分に減ったけど、サラリーマン時代は同僚に言えないような悩みも多かったから、もう戻りたいとは思わないね。
だからセラピストさんには、施術はもちろん、人間関係のカウンセリングができる人になってほしいと言っているんです。将来的には、企業の産業医の様な、企業とセラピストを繋ぐようなプラットフォームにしていき、社会の働き方改革に一石を投じたいです。
ボクもサラリーマンと経営者の両方を経験して、言っていいことと悪いことがあることはよく知っています。ただなんの悪意もなくそれを聞いてくれる人がいるとすごく助かるんですよね。今の日本には必要な事業です。

 

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