美容師は素晴らしい仕事。諦めてしまった人にこそ、うちで働いてほしい。

美容師は素晴らしい仕事。諦めてしまった人にこそ、うちで働いてほしい。

特別なセンスや才能がなくても活躍している人もいる

 

――「自分は美容師に向いていないのでは」と悩む人もいるとのことですが、そんな場合はどのように対応していますか

 

どうしたらその人を売れっ子にできるかを考え、工夫をします。例えばチーフなどの役職を与えて、人をまとめる仕事で頑張ってもらうなど、皆に何かしら役割を与えて、その役割で頑張ってくれたらいいなと思っています。ママ美容師はフルタイムで働くことが難しいし、練習時間も限られています。そういう場合は縮毛矯正を専門で行うスタッフになってもらうことで、あくせく働かなくても稼ぎやすいようにしています。最初は不安をもつ人もいますが、報酬はしっかり与えますし、まずは役割を与えて、あとはどれだけやってくれるかどうかだと思っています。
――コミュニケーションが苦手でも、美容師は務まりますか
コミュニケーション下手な美容師は案外たくさんいます。まわりがきちんとバックアップしてあげて、自分もそれに乗れば、問題ないと思います。例えば話をすることが嫌いなお客様を担当することもできますし、何が何でも話をしなければならないのが美容師というわけではありません。逆に、技術に集中していると思っていただけば、それでいいと思います。
――軽い気持ちで美容師を目指すのは止めた方がいいでしょうか
やってみたいという気持ちがあれば、やった方が良いと思います。僕は美容師はすごく良い職業だと思っています。喜んでもらえたり、相談されたり、髪だけではないつながりをお客様ともてる、とても魅力ある仕事だと思います。
ちなみに、僕自身、美容師に向いているとは決して思っていませんでした。学校の先生になろうと思っていましたが、母が美容師だったため、半ば勢いで美容師になったんです。不器用だったため、美容学校に入ってからとても苦労しました。もし自分が不器用であることがわかっていたら、美容師を目指すことはなかったかもしれません。どんなに不器用でも、3年やってれば大体同じ線の上に立てます。そこまでの気力があるかどうかが大切だと思います。
――美容師にあったらよい才能や素質は何だと思いますか
才能は関係ないと思います。技術があり、センスがある人が売れっ子になれるかと言えば、必ずしもそうではありません。どうしたらもっとお客さんに喜んでもらえるかを考えられることが重要です。それを考えられる美容師が、「売れっ子」になると思います。

 

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