ハワイに行ったことがなくてもハワイアンジュエリーを愛したくなるお話

ハワイに行ったことがなくてもハワイアンジュエリーを愛したくなるお話

ハワイアンジュエリーはだれが作っているのか

 

ここでふと、ちょっと意地悪な疑問が湧いてきました。
 
――ハワイアンジュエリーなのに、日本人が作っていることについてはどう考えていますか。
一般に、ハワイアンジュエリーは、ハワイでハワイの人が作ったものと思われています。ですが、生粋のポリネシア系であるハワイの人が作っているものはほとんどありません。
――えっ、そうだったんですか。
ハワイのある工房では、日本の異なるブランドにそれぞれジュエリーを卸しています。『ハワイに自社工房がある』とWebサイトには表記されているのに、工房の住所が正確に書かれていないようなハワイアンジュエリーブランドは、大体そういうところが作っています。じつは、ハワイにある工房でハワイアンジュエリーを作っているのは、何もハワイ生粋のポリネシア系の人であるとはかぎりません。フィリピン人やベトナム人、韓国人もいれば、日本人も働いています。お土産品屋さんの中には、ハワイに来て3日目ぐらいの人に売り物を彫らせているようなところもあるほどです。
ハワイで売られている、そういったハワイアンジュエリーの多くは、高価であるにもかかわらず、結局、先ほども言ったように、どこにメンテナンスや修理を出したらいいかわからないわけです。ジュエリーというものは何十年も付き合っていくものですから、ちゃんとメンテナンスができるものを買うべきではないでしょうか。
ハワイアンジュエリーの定義は、その模様や形、自然のモチーフにこそあると思います。ですから、それらのクオリティが重要になるのです。クオリティに徹底的にこだわり、高くしていくことは、日本人の得意とすることでもあります。

 

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